読売新聞
暮らしのPICKUPに
うおやの鮭ものがたり、鮭の飯寿司が紹介されました。

大好評の「鮭ものがたり」と「鮭の飯寿司」

村上では鮭 のことをイヨポヤと呼ぶ。
イヨもポヤも共に魚を意味する地元の言語。
つまり鮭は「魚の王様」ということだ。

冬、寒さに身を縮こまらせながら村上の街を歩くと、
つんと冷たい空気の中に時折鮭の匂いが混じる。
顔を上げ周囲を見ると、家々の軒先に鮭が吊されでいた。

-新しいセット商品が好評だとか。

鮭ものがたり(化粧箱入6品セット、5500円)という商品が好評です。

「これまで鮭というと一本丸ごとお買い上げのイメージが強かったのですが、
一家族あたりの人数も少なくなってきた今、
少量でいろいろな味を楽しみたいというご要望が多くなってきました。
そのようなお客様に特に喜ばれています。」

鮭ものがたりは、塩引鮭、鮭の味噌漬、鮭のかほり漬、鮭の焼漬が各2切。
そしてうおや自慢の鮭の醤油はらこ(いくら)と、
つまみにもぴったりの鮭の酒びたしが詰めあわされたセット。

化粧箱も上品なデザインで御贈答用にもぴったりだ。

-常連さんに特に人気の商品もあるそうですね。

「最近特に人気なのが鮭の飯寿司(250g、1050円)です。

鮭の薄切りと、数の子、にんじん、大根、はらこ、氷頭、ゆずを
糀で仕込んだお寿司で、県外のお客様からは珍味として好評です。

うれしいことに、食べ慣れているはずの地元のお客様からも
「うおやの鮭の飯寿司が一番美味い」と褒められます」

目を細め、うれしそうに語る
女将の笑顔が印象的だ。

自慢の鮭の飯寿司をさっそく頂いてみた。

古くからお正月料理として親しまれてきただけに、
見た目もどこか気品と華やかさが漂う。

ロに入れると、糀のほどよい酸味と甘みがふんわりと広がる。

おっとこれはいけない、ついつい日本酒が欲しくなる。

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細やかな心配りも 「うおや」の特徴

-お客様へのサービスがとても丁寧で好評だと聞いていています。

「ええ、一人一人の 好みに応じた商品を提供するように気をつけています。
たとえば鮭の塩引きひとつと っても、塩辛さの味付けから鮭の乾燥のさせ方、
そして切り身にする場合の厚みと、好みが異なります。

注文を聞いて作業しますが、追加料金なとは一切かかりません。

そして一度ご注文頂いたたお客様の好みは記録に、
次 からすぐに反映できるようにして います」

-ものす ごい手間 ですよね。

確かに そうかも 知れませんね。でも、
私はお客様が喜ぶ 笑顔を見 るのが何より好きなんです」

しみじみと誇る女将は、最後に
にっこり笑って言った。
「これだから、商売はやめられない んです」
うおや最高の商品は、その心意気だと気づかされた瞬間だった。

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二百年受け継がれできた伝統の味。
現代に合わせた少量パックも好評。

新潟県の北に位置する村上市。
豊かな水をたたえる三面川は、鮭の川として有名だ。

今から約二百五十年前、鮭の回帰性にいち早く気がついた
村上藩士が、産卵とふ化をしやすいようにと、
世界初の種川のしくみを考案。

以来、村上には鮭料理が栄え、
百を超すという鮭料理の文化が生まれた。

そんな村上においても、特に味で人気の鮭加工品のお店が、
創業二百年を誇る「うおや」だ。

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鮭ものがたり

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鮭の飯寿司

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御掲載ありがとうございました。