十ニ番肴町 恵比寿様 肴町の屋台は宝暦十年(1760)に造られたもので、現存する村上屋台の中では最も古いものです。乗せ物は鯛に乗った恵比寿様で、殿様から肴商いを許された町にふさわしいもので、屋台と同じ年に京都で造られました。屋台後方の見送りをはじめ彫刻は「宝尽くし」で彩られたもので、祭りにかけた町衆の心意気を感じさせる屋台のひとつでもあります。
大衝立
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