村上の歳時記
1月 |
元旦マラソン発祥の地である村上の新年は、 もちろん、元旦マラソンでスタート。 多くの市民のほか、時には観光客の飛び入り参加も。 この時期は、カモ、タラ、アンコウと、おいしい鍋が目白押し。 そしてまた、村上牛を使ったすき焼きも格別。 地酒とともにいただけば、まさに至福のひととき。 |
2月 | 今から65年前の、昭和12年2月10日、冬の瀬波を訪れた 与謝野晶子は、その風景に心を魅かれ、 1口で45首もの短歌を詠んだとか。 この偉大な女流歌人の心を虜にした風寮は、 今も変わらずここにある。 |
3月 | 城下町村上の魅力をたっぷりと味わえる、 「町屋の人形さま巡り」を開催。 古くは江戸時代から家々で大切に保管されてきた 人形を見学しながらの散策は、 まるで江戸時代へのタイムスリップ。 |
4月 | 早春の村上のいちばんのごちそうは、 コゴメ、ワラビ、タラの芽といった多彩な山菜。 また、村上城跡で桜の花が 見事に咲く頃には、 三面川でシラス漁が始まる。 目にもごちそう、口にもごちそう。 |
5月 | 瀬波温泉の誕生は、明治37年。 石油採掘の際に噴出した温泉で、豊富な湯量が魅力。 温泉噴出の前日こ狐が鳴き騒いだことに由来して 開催される、「漸波温泉コンコンまつり」は、5月の第3日曜日。 北限の茶処として有名な村上には新茶が登場。 観光日和のまっただ中、ぜひ、村上へ。 |
6月 | 歴史がある町には、 なぜか、雨が似合う。 域下町ならではの三叉路を気の向くままに曲がり、 緑鮮やかな生け垣が続く街並みを歩く。 梅雨時の雨にぬれてしっとりした町の風情は、 心の奥に不思議な潤いを与えてくれる。 |
7月 | 待ちに待っていた「村上大祭(6・7日)」開催。 江戸時代から続くこの祭りの圧巻は、 町を巡行する19台のオシヤギリ。 市外、県外からもたくさんの観光客が訪れ、 村上は祭りと人の熱気に包まれます。 |
8月 | 冬の表情から一変、 青く澄む夏の日本海。 ボートセーリング、スキユーバダイビングなど、 マリンスポーツを楽しむ人で大賑わい。 アワビ、ウニ、岩ガキといった夏ならではの美味しさも、 ここを訪れる人が多い理由のひとつ。 |
9月 | 夏の暑さも一段落する9月は「瀬波大祭(3・4日)」で幕開 け。またこの時期は、散策にはもってこい。 村上の歴史を物語る神社、お寺、九品仏などを見学。 中でも、重要文化財の浄念寺は、元禄2年(1689年)に 松尾芭焦が参詣。 秋晴れの中、町屋の家々では屏風を展示する「町屋の屏風まつり」を開催。 |
10月 | 秋も半ばになると、三面川では鮭漁が始まり、 伝統漁法である「鮭の居繰り網漁」の様子が見られる。 鮭の博物館「イヨボヤ会館」には、三面川の支流、種川 の様子が、自然に近い状態で観察できるスペースがあり、 産卵のために遡上してくる鮭の姿を見学できる。 またこの月には、大漁を願う「岩船大祭(18・19日)」も開催。 |
11月 | 村上の冬の名物といえば、なんといっても鮭料理。 中でも塩引鮭は代表的な一品で、風物詩にもなっている。 中旬からは、鮭の塩引きづくりを伝授する「塩引き道場」を開設。 また、各飲食店でも、自慢の鮭料理を満喫することが出来る。 冬が進むにつれて、ますますおいしい物が揃ってくる。 |
12月 | 雪に覆われ、美しい景色を見せる冬の村上。 絶好のロケーションの中で楽しむ、温泉、地酒、旨い魚介に旨い米。 日本に四季があることを喜び、冬の寒さがあればこそと納得。 |
村上市観光課パンフレットより