食品の力
夏をのりきる栄養が豊富な魚介類
即効性の活力源・グリコーゲンが豊富な夏の牡蠣、岩牡蠣
夏バテ予防、夏バテ回復なら岩牡蠣も負けてはいません。
牡蠣は 「Rのない月 (5~8月)は食うな」とか
「花見が過ぎたら牡蠣食うな」とかいわれ、冬のものとされています。
しかし、それは真牡蠣のことで、岩牡蠣は夏が旬。
おもに波の荒い日本海側の岩礁で多く獲れます。
牡蠣は〃海のミルク〃といわれるように栄養たっぷり。
日本人が不足しがちなミネラル、亜鉛、鉄、銅がことのほか豊富。
とくに亜鉛の含有量は食品中No.1。
亜鉛は皮膚・頭皮の細胞膜の保持と新陳代謝を促進、
ホルモン(インスリン、性ホルモン)の合成、
活性酸素と戦う酵素SODの成分および免疫反応にかかわる酵素の
成分になるなど、近年注目度が高まっています。
夏バテ克服には、牡蠣に豊富なグリコーゲン。
アスリートが試合当日にグリコーゲンの補給量をピークに
持っていくように、活力や持久カの源です。
岩牡蠣の食べ方
殻つきで買い求めますが、文字通り岩のかけらのような殻なので
素人には開け口がわかりにくい。
素手ではケガするので、売り場で開けてもらった上で穀つきで持ち帰る。
生でレモン汁か酢醤油を少々たらして、すする(食べる)のが王道。
殻つきのまま炭火で軽く焼いてもいい。その美味・珍味はこたえられない。