新潟・女性の生活情報誌
「キャレル」 2002年 Vol.12 

2002/11/18 発行 

記事   おいしいものを買いに行こう

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お料理は素材の良さで
おいしさの7割が決まるとか。
本町市場とギのデパ地下、
読者評判のこだわりの店で
飛び切りの食材・惣菜をゲットしました。
あとはそれを生かす
ちょっとした手間と愛情ですね。
さむ-い冬に、あったかなこちそう。
夫婦で、家族で、気の合った仲間たちと
ワイワイ作るのも楽しいもの。
そして買い租のついでに寄れる
おいしいお店もご紹介します。

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創業200年という信用第一の老舗の魚屋

越後村上うおや

鼠ヶ関や府屋などで捕れる地物の魚介類を扱う、
老舗の魚屋がこちら。
鮮度と品質の良さを承知の常連が、
夏カキ、アワビ、ズワイガニと
旬の味わいを求める店である。
馴染み客の中には食通で知られる著名人も。
「信用第一ですからね、長い付き合いの人ばかり。
めききが一番重大で、私の仕事は厳しい目で
品物を捨てること(笑)」と奥さん。
毎朝、水揚げされたばかりの魚介類は
店の奥で手際よくさばかれ、
年末になると、店内はまさに鮭一色に。
脂の乗った身の厚い沖捕りの鮭は、
素材を知り尽くした達人によって、
塩引き鮭や艶やかなはらこへと姿を変える。

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塩引きにするのは海鮭、酒びたしにするのは川鮭。
一尾の鮭を余すところなく食べるのも村上ならではである。
扱う鮭の量は年間4000~5000本とも

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塩加減や包丁さばきなどポイントはいろいろあるが、
「技術の前に鮭の品質がある」と言う奥さん。
信用を置く常連客は全国に大勢いる。

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添加物は一切なしの醤油はらこ。醤油と日本酒の割合などは企業秘密といい、上品な甘さを感じる逸品