フジテレビ おふくろもう一杯 で鮭のなわた汁が紹介されました
この街に帰ると豊かな流れがはぐくんだあの味を思い出す
わが村上市は言わずと知れた鮭の町
この町で二百年続く店を切り盛りするのがわがおふくろだ
はいおはようございます。
鮭に関してはおふくろの右に出る者はいない
上村八惠子さん
さあ、いつもの鮭のなわた汁作ってくれよ
内臓をこの辺では「なわた」っていう 総称なわた
これは鮭の白子、これは肝臓
これを入れないと味がでない
鮭は捨てるところありません
だしはなわたの旨みのみ
味噌と煮込めば臭みも消える、おふくろの技だなあ
私の母親は、この辺の料理屋さんへリヤカーにどっさり魚を持ってきては売って
その手伝いを私がさせられた
あんまり勉強はすきではなかったから、ちょうど良かった
とろりと口の中に広がるなわたは絶品!
さあ、一緒に食卓を囲むのは我家の九代目
私の息子と、これはお嫁さんだから、娘だね
とにかくその日その日の暮らしだから
お客さんの方が盛り立ててくれるの
たくましいですね、頼もしいというかね
よっしゃー 明日からも頑張ろう、おふくろ、もう一杯
新潟県村上市 鮭のなわた汁
鮭の町・村上市に伝わるのは、鮭のどんな部分も無駄にしない調理法。
この町で200年続く鮮魚店を営むおふくろが作ってくれたのは、なわた(鮭の内臓)を味わう味噌汁。
一緒に煮込んだ大根やネギにも一切臭みがうつることなく、鮭の旨味だけが染み込んでいる。
頬張った“なわた”はとろけるようで、鮭の町ならではの一杯だ。