鶴齢と鮭の酒びたし提案

l_nippou201311001新大サークルに栄冠
酒×肴初の全国学生コン
鶴齢と鮭の酒びたし提案

全国の大学生が地元の日本酒とつまみの組み合わせを提案するコンテス
ト「サケ(酒)×アテ(肴)グランプリ2013」がこのほど、東京で初めて開かれ、
新潟大の日本酒サークル「雪見酒」がグランプリに輝いた。
青木酒造(南魚沼串)の「鶴齢純米酒」と越後村上うおや(村上市)の「鮭の酒びたし」を紹介した。
代表の渡辺信之さん(21)は「新潟の酒と食の魅力をPRできた」と喜んでいる。

コンテストは農林水産省主催の日本食イベント「食の絆サミット2013」(15~17日)に合わせて行われ、
全国8大学が参加。来場者約300人の投票で、新大は最多票を獲得した。
「雪見酒」は20歳以上の学生23人でつくり、地酒の試飲会や酒蔵見学をしている。
これまでに味わった地酒約60銘柄から、鶴齢を選んで出展した。
渡辺さんは「鶴齢はコメの味が強く、辛口でも甘口でもないから。
新潟の酒は辛口のイメージが強いが、幅広さをアピールしたかった」と語る。
鮭の酒びたしは村上市の伝統的な肴で、メンバーが村上に足を運び、鶴齢との相性を確かめた。
コンテストでは乾燥させた鮭を酒に浸す独特の食べ方が好評だったという。
渡辺さんは「若者の日本酒離れが言われるが、地酒に興味がある学生は少なくない。
今後も新潟の酒を広めていきたい」と話している。

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「サケXアテグランフリ」で地酒と鮭の酒びたしを紹介する
新潟大のサークル「雪見酒」メンバー
=東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ