【敬称略】 |
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市竹 : |
新潟県村上市と言えば「イヨボヤ」、鮭の名産地ですね。日本海に面するこの土地の海産物は本当に新鮮そのものであることは、実は私もご当地へ赴いた時に実感したことがあります。 このような土地にて創業二百年を誇る「うおや」さんの歴史をまず最初にお聞かせ下さい。 |
上村 : |
鮭のまち新潟村上でうおやは寛政年間、初代助五郎が鮭の元売業を起こし、以来さかなと共に200年、現在の店主で八代目を数えます。 只今はこの道50年の店主が味にこだわり長年造り続けて
いる独自商品と吟味した特選品を販売しております。 |
市竹 : |
創業二百年という時間が持つ歴史もさながら、店主さまもその道50年とはもう「巧の世界」というか「職人芸」の世界になりますね。この地の鮭は本当に美味しい。しかもこの地の鮭の持つ歴史も相当なものとお聞きしていますが、その点はいかがですか? |
上村 : |
越後村上の鮭は歴史が古く、平安時代には遠く京都の王朝貴族に献上されていました。特に村上名産「塩引鮭」は全国的に有名です。 |
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創業二百年となる越後村上うおや | |
市竹 : |
なるほど。実は、2年ほど前だったかと思いますが、村上へはお酒の蔵元さんを訪ねて行ったことがあります。全国でも有数の蔵、〆張鶴で有名な「宮尾酒造」さんです。当蔵の社長ともお会いしてお話をさせていただきましたが、当地に宿泊したときにいただいた「鮭」の味は忘れられませんね。 これからの季節、正に「鮭」も本番の季節になるのでは? |
上村 : |
ここ村上は秋から冬にかけての季節は鮭一色になります。 鮭の中でも特に美味しいのは10月から11月にかけて、産卵のために帰ってきた「秋味」と称される鮭で大きくて身が良く締まっています。 |
市竹 : |
ああ、そう言えば「三面川」。きれいな川ですね。宮尾酒造さんのすぐそばを流れる川も「三面川」の支流だったでしょうか?産卵に帰ってくる光景は幻想的でもあるとお聞きしました。それが「秋味」といわれる鮭ですね。 |
上村 : |
そうですね。弊店ではその中でもこれぞという最高の鮭を厳選し、それを素材として塩引鮭をはじめとし、味噌漬、かほり漬、焼漬、氷頭なます、醤油はらこ、飯寿司などの各種鮭製品を製造販売しております。 |
市竹 : |
なるほど。鮭の故郷ともいえる村上の厳選された鮭が、貴店の商品になるのであれば、美味しいなんて表現だけではものたりない逸品と言えそうですね。 |
上村 : |
ええ。秋から冬にかけては「鮭」が本番を迎えることもあり、当店もかなりの忙しさになりますが、基本的に四季を通じて新鮮な海産物をお届けできることも当店の自慢です。 |
市竹 : |
そうですね、例えばこれからの季節も含めて、どのようなものがおすすめですか? |
上村 : |
夏の天然岩牡蠣も大変なご好評をいただいております。また、これからであれば秋の醤油はらこ、冬の塩引鮭などは全国の皆様から沢山のメールやお手紙などをいただき大変ご好評をいただいております。 |
市竹 : |
なるほど。10月も終わりに近づいてきましたが、この時期ではずせない絶対のおすすめどころは? |
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新鮮な「醤油はらこ」は一度食べたら忘れられない本物の味。 | |
上村 : |
今月より販売しています当店自慢の「醤油はらこ」ですね。この商品から当店の味をお試しいただければと思います。 |
市竹 : |
うおやの「醤油はらこ」でイクラ丼など、垂涎もの!・・・ですね。これはたまりませんねぇ(笑)。 |
上村 : |
ありがとうございます。是非とも当店の味を実感していただければと思います。 |
市竹 : |
さて、歴史の長いうおやさんも、インターネットで店舗をもたれるようになり、全国にその存在を知られてきたかと思います。これからもますます貴店のファンは増えていくかと思いますが、実店舗とは別にこのような場所から新しいお客様をお迎えになられることについてはどのように感じておられるのでしょう? |
上村 : |
近年はインターネットのお陰でお客様の数は大変増えてきておりますが、弊店は昔からのお得意様も多く、40年来のお客様も何人もいらっしゃいます。 今後もおひとりおひとりのお客様を大切にし、また御利用していただけるように心をこめて商品をご提供してまいりたいと思います。 |
市竹 : |
お忙しいところありがとうございました。インターネットで便利になったからこそ、是非とも当サイトのお客様には「うおや」さんの素顔のような部分をできるだけ今後もお伝えできればと思います。 是非一度、当店おすすめの「醤油はらこ」、お試し下さい。きっとご進物にも喜ばれるのではないでしょうか? |
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活気あふれる当店。商品のすばらしさと人のあたたかさが伝わりそうな1ショット。 | |