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村上新聞 |
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店の入り口をくぐると華やかさと活気で、訪れた観光客は「にぎやかだね!」と口をそろえる。 大町に店を構える「うおや」は創業二百年。 現在の店主・上村正弥さん(75)は八代目にあたる。 入り口を進むと新鮮な魚介類がガラスケースに陳列され、威勢のいい掛け声が飛び交う売り場と対面して、 壁際に江戸時代から平成までの人形、百八体が飾られている。 「土蔵にはまだしまってあるみたいだけど、縁起担いで百八(体)にしました」と正弥さん。 中央付近に、弓矢を背負った兜姿の古びた人形が目にとまる。 江戸後期から明治初期ごろにかけて作られたとされる五月人形だ。 応神天皇の産みの親「神功(じんぐう)皇后」と乳のみ児の応神天皇を抱いた「武内宿補(たけのうちのすくね)」 が優しげな表情で鎮座している。 ほかにも江戸時代の亨保雛や大将人形、古今雛、明治時代のひな人形などが所狭しと並べられ、とりどりの 表情を見せている。 奥さんの八惠子さん(70)は「少しでも話題を提供してイベントを盛り立てたい」と話し、おひな様をイメージした 「姫御膳(ひめごぜん)」や、「お客様とご縁がありますように」と笹で巻き、千代紙細工の人形のつまようじをつけたおにぎり「笹むすぴ」も販売し、観光客に好評だ。 |
ご紹介ありがとうございました。
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